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上海市、6月1日にロックダウン解除 自由な外出可能に

- 2022.06.01

◎中国・上海市は30日、都市封鎖(ロックダウン)を6月1日に解除すると発表した。外出禁止措置を取り消し、市民の自由な外出を認める。地下鉄やバス、タクシーなど公共交通機関の運行は全面再開する。中国最大の経済都市のロックダウンは約2カ月で終了する。

6月1日午前0時(日本時間同1時)に封鎖を解除する。これまでの外出許可証制度を廃止し、一定期間内に陽性者がいた地区を除いて出勤や買い物、通院などの外出が可能となる。自家用車の通行も認める。商業施設やオフィスなどは大半が同日から再開する見通しだ。

上海市の新型コロナウイルスの市中の新規感染者数(含む無症状)は5月29日で67人と4月のピーク(2万7719人)の1%未満となっていた。上海市はこれまで「6月1日から中下旬にかけて企業活動や市民生活を正常化する」とし、具体的な解除のスケジュールを明らかにしていなかった。感染を抑制できたと判断し、6月1日からの全面解除に踏み切る。
感染の再拡大を抑えるため、公共交通機関や公共施設の出入りには72時間以内のPCR検査の陰性証明の提示やマスクの着用を求める。商業施設の入場には一定の制限も設ける。